「シックスハーフ」全11巻の感想
事故で記憶喪失になった詩織。
あーちゃんと呼ぶ兄と、まーちゃんと呼ぶ妹がいると
知ったものの、妹はどうやら自分を毛嫌いしてて。
退院して、自分の部屋に行き、もともとの自分の顔
のケバさに驚いたり。
「彼氏」と名乗る男が登場したり。
詩織の手探り状態を読者も読みながら感じてて。
この人はどういう暮らしをしてたんだろう。
派手で性格もかなりキツかったようだけど、
何があったんだろう。
そのうち、記憶喪失になる前に応募した読者モデルの
応募要領が届いたり。
あれよあれよと芸能界へ。
そんな中でも心の支えは兄であるあーちゃん。
途中で記憶が戻り、一瞬荒れかけたけど、
途中で我に返り、今のままでいたいと思った
詩織はそれを隠し続け、普通の妹として接します。
後半はいろいろ泣けてきたー。
母親がクズで、そして母親についてきた男もさらにクズで。
クリスマスにクズの男と詩織とまーちゃんとで
出かけようとしたなか、男のたくらみをしったまーちゃんは
「行かない」と言い、そして詩織が家に帰ると誰もいなくて
まーちゃんを探しにあーちゃんのアパートへ。
実はよくある「連れ子同士の再婚」ってことで
あーちゃんと詩織は血が繋がってなかったってことで。
まーちゃんは2人と繋がってます。
わざわざ「お兄ちゃん」という言い回しを
したことで、いつかは諦めようと思っている詩織。
その後、あーちゃんよりしっかりとしたリターンが
来るので読んでて最後まで微笑ましかった。
記憶が戻って混乱してやさぐれたときは心配したけどね。