「これは愛じゃないので、よろしく」全5巻の感想
かなり屈折してる九条くんが面白い。
子供のころの初恋の苦すぎる思い出を今でも引きずる男。
「子供のころ、田舎でダイアナっていう女の子と出会って
でも、ダイアナは病気がちな女の子。あるとき、ダイアナの
家に行くと病院に行ったという。幼き九条くんはダイアナの
ために、結婚しようとしたり、医者になるために500万円
親に貸してとねだったりするも、実は子供がよくやる遊び
だったダイアナ=(主人公の)泉さら。病院に行ったのは
食べすぎによる腹痛だったし、なんてことない元気な
女の子だった」
その事実を知った九条は、さらに「絶対!絶対!復讐するんだ」
と息巻くものの、マイペースで飄々としてるさらに対して
なかなかうまくいかず、でも、さらも九条のことが好きなんだけど、
昔のことは100%忘れてて(笑)
実は12月25日が誕生日の九条。
普通にクリスマス~と思っているさらに誘われて、
ちょっと勘違いして、浮かれてて落とされて、
気の毒な子です。
ラストはよかった。
さっきの子供のころの九条くんの話を母と叔母は
いつまで経っても面白そうにネタにする。
その話を聞いてない人にはとりあえず言う。
(こういう人いるよね ^^;)
で、さらにこの話をするんだけど、その時には
さらも子供のころを思い出してましたが、
お母さんと叔母さんにとっては笑い話で
終わる予定が一発大逆転でした。
「ふんっ!」
て感じの九条くんがよかったです。